【開催レポート】「自分らしいリーダーシップ」を発見する! 共創型リーダーシップ開発 公開講座(第一回)
はじめに
「共創型リーダーシップ開発 公開講座(全3回)」は、組織や個人がより効果的なリーダーシップを発揮するための基礎を体験的に学べる場として企画されました。
本講座は、半年から1年をかけて実施する標準プログラム(「共創型リーダーシップ開発研修プログラム」)の一部を抜粋し、オンラインで2時間半×3回にわたり開催するものです。
今回の記事では、講座の第一回での内容や参加者の声を通じて、「共創型リーダーシップとは何か」「どのようにリーダーとして成長できるか」のヒントをお伝えします。
未参加の方にも講座のエッセンスを感じ取っていただける内容です。
リーダーの育成に携わっていらっしゃるご担当者様、そして日々現場で奮闘されているリーダーの皆様はぜひご一読ください。
公開講座の概要と参加者
公開講座のねらい
本講座は、以下を計3回のねらいとして進めます。
- 共創型リーダーシップの概念を理解する
- 自身のリーダーシップスタイルを振り返り、課題と強みを明確にする
- 他の参加者と学び合い、新たな視点を得る
参加者の構成
今回の講座には、異なる業界や立場を持つ4名のリーダーが参加しました。
それぞれが抱える課題や目指すゴールを共有しながら進められました。
- エリアマネージャー
チームメンバーの価値観や働き方が多様化する中で、チームを一つにまとめる方法を模索中。 - 個人事業主
業務委託先でチームリーダーを担うことになり、不安を抱えながらもリーダーシップの実践に挑戦中。 - 人事・総務マネージャー
特定のチームの改善に取り組んでおり、効果的なアプローチ方法を模索している。 - 中小企業マネージャー
リーダーになったばかりで自信が持てず、メンバーとの関係性に悩んでいる。
リーダーシップの現在地を知る。第一回開催レポート
オリエンテーション
講座の冒頭では、講師から講座全体の進め方やルール、そして期待される学びについて説明がありました。
以下のようなメッセージが共有され、参加者のモチベーションを高める工夫がされていました。
- 本講座が目指すもの:「ご参加者が自分らしく生き生きとリーダーシップを発揮し、その結果、周囲に良い影響を与えてチームが成長していくこと」
- 進め方:双方向の対話を重視し、参加者同士の意見交換を通じて気づきを得る形式
続いて自己紹介タイムが設けられ、それぞれが現状の課題や期待を共有しました。
「メンバーを支える方法を学びたい」「不安を解消したい」など、真剣な想いが語られました。
共創型リーダーシップとは
リーダーシップの概念を深める
リーダーシップに対する5つの考え方を参加者に提示し、参加者が自分の考えに最も近いと感じるスタイルを選択。
その理由を言語化することで、参加者自身のリーダーシップ像を振り返る機会が提供されました。
また、以下のポイントが解説され、現代のリーダーに必要な姿勢が示されました。
- 組織成長の鍵は、効率性や正確性だけでなく、創造性や共創関係の構築が重要である
- 組織の課題解決において、メンバーと共に成長する姿勢が求められる
共創型リーダーシップの特性
共創型リーダーシップの核心として、次のポイントが強調されました。
- 信念:「チームやメンバーの成功が自分自身の成功である」という考え方
- 行動特性:具体的な6つの行動例が提示され、参加者は自分自身にどの程度当てはまるかを考えました。
さらに、野球監督・栗山英樹氏のエピソードを例に挙げ、共創型リーダーシップの実践例が紹介されました。「謙虚な姿勢やチームへの信頼が印象的だった」といった感想も寄せられました。
ワークショップ①:自己チェックワーク
講座の後半では、参加者が自分のリーダーシップを点検するワークが行われました。
例えば以下の質問に答えながら、現状の課題を明確化しました。
- メンバーの不足点を指摘するだけでなく、強みを見つけて活かしているか
- オープンな対話を通して、お互いに学び合える関係性を重視しているか
- チーム外からの視点やフィードバックを求め、考え方と行動の柔軟性を高めているか
「部下へのポジティブなフィードバックが足りない」「自分の行動に自信がない」などの声が多く、参加者同士で共感やアドバイスが活発に交わされました。
ワークショップ②:リーダーシップ・タイムライン
次に、「リーダーシップ・タイムライン」と呼ばれるワークが行われました。
この演習では、参加者がこれまでのキャリアや人生の中で、リーダーシップを発揮したり課題に直面した場面を振り返り、そのストーリーをタイムラインとして描き出します。
これにより、今の自分のリーダーシップに影響を与えているものや大切にしていること、そしてこれまでの自分自身の成長プロセスなどについての自己理解を深めることを目的としています。
ワークショップでは、それぞれ作成したタイムラインをもとに参加者同士で共有し合い、相互に質問やフィードバックを行うことで、新たな気づきや視点が得られました。
「自分が重要な局面でどのような判断をしたか、改めて思い出すことで気づきがあった」という感想や、「他の参加者のストーリーから共感や学びが得られた」という声も多く聞かれました。
他にも、このような声が寄せられました。
- 「自分自身が不安を抱えていたことに気づいた」
- 「リーダーとしての生き方が、仕事に大きな影響を与えると実感した」
- 「異なる業界のリーダーの話を聞けて参考になった」
次回への期待
次回の講座では、「リーダーシップ・ビジョン」を描くことに挑戦します。
自身の目指すリーダー像を具体的に表現することで、さらなる成長を目指します。
おわりに
第一回は、共創型リーダーシップの基本を学び、参加者自身のリーダーシップを振り返る重要な機会となりました。
次回の開催レポートもお楽しみに!
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本研修は、単なるスキル研修ではなく、リーダーとしての「あり方」とメンバー間における「関係性」に焦点を当てたユニークなプログラムです。
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