代表挨拶

私たちBeing and Relationは、従来の組織開発・人材育成コンサルティング会社と一線を画す集団です。

それは、クライアントにこたえを「教える」ことはせず、クライアント自身がこたえを「創造」したり「気づく」ことで、自ら動き出すことを支援するから。私たちもこたえは持っていません。ただ、クライアントそれぞれの無限の可能性を誰よりも信じ、関わります。

様々な企業様の組織開発・人材育成に携わる中で私が感じ続けた違和感は、知識や論理的な教育に偏り、成果に大きく影響している人の感情や人と人との関係性については軽視されがちであること。単発の研修で終わってしまい、その後の変化に繋がっていないケースの多さでした。

一方で、コーチやファシリテーターの仕事を通して、自分の強み、価値観、そして想いに気づき、心からワクワクするビジョンを明確にしたリーダーたちが行動を加速させ成長を続けるプロセス、人と人との関係性に信頼や尊重があることでチームの成果が大きく上がるプロセスを多く目の当たりにし（私自身もその当事者でした）、組織や人が成長を続ける大きな鍵は「あり方」（Being）と「関係性」（Relation）であるとの想いを強くしました。日本や世界の歴史を振り返っても、リーダーたちのそんな姿が世界をより善くしてきたように思います。

2022年、世界は益々速いスピードで複雑に変化し、こたえのない不確実な現実に直面しています。
沢山の強みを持つはずの多くの日本企業が、外部の環境変化に対応できずグローバルではどんどん取り残されていることもまた事実です。
だからこそ、これまで日本が大切にしてきた強みは活かしながら、時にはこれまでの当たり前を問い直すことも必要です。
そしてその「当たり前」には、目には見えないリーダーのあり方や組織内の人と人との関わり方も、大きく含まれています。

今こそ、心が熱くなるビジョンへの共感を灯台に、ワクワクする感情を原動力として有機的に関わり合いながら、新しい価値やこたえを創造し実行していきましょう。そのサポートが出来れば、私たちにとって最高の喜びです。
そんなポジティブな変化が起こり続ける世界を子どもたちの世代へ引き継ぐことを目指し、邁進してまいります。

2022年6月某日　代表取締役　池田佳奈子